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<<   作成日時 : 2014/10/10 09:49   >>

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 1970年代の女子テニスをYou Tubeなどで見ているとびっくりしてしまう。それはスクールで教える初心者のテニスをプロがやっているからだ。スクエアスタンスで構え、イースタングリップでラケットを握り、フラット打法でボールを送るように打つ。そして、そのボールは素人のように貧弱だ。
 しかし、こうした打法は当時としては決して間違っていたわけではない。ウッドラケットを使ったことがある人はご存じだと思うが、当時のラケットはボールがほとんど飛ばず、しかも、スウィートエリアが極端に狭かった。そして、何より強度の関係で非常に重かったのだ。これを現代テニスのように振り回せば、ボールはオフセンターに当たり、全く飛ばない。このラケットではフラットに当てて送るように打つことが必要であり、面を伏せてこすりあげるような現代の打ち方は不可能だったのだ。
 現代の高齢者は未だにこの打ち方を使用しており、今更、現代テニスに変更することは不可能だ。従って、スクールはこうした打ち方もサポートできなければならない。高齢者も重要な顧客であり、その要望に応えるのは当然だ。
 しかし、これからテニスを始める初心者にこの打ち方を教えるのはどうしたことだろう?スクール側はこうした言い訳をする。「初心者はパワーが足りず、現代テニスは難しい。そこで、パワーのいらない古いテニスを初めは教え、上達すればフォームを変更するのだ。」しかし、一度覚えたフォームを変更することは非常に難しい。この初心者は一生初心者のままだ。そして、数年後には上達しないことを悲観して辞めてしまうのだ。
 初心者にパワーが無いならボールを変えれば良い。これは「PLAY+STAY」(訳のわからん英語だが。)と呼ばれ、ジュニアでは実践されている。要するにより軽くて柔らかいボールを使えば現代テニスがパワーが無くてもできるのだ。そして、上達するにつれてボールを硬くすれば良い。
 こうすればスクールは初心者と上級者でフォームを変える必要が無くなる。生徒も上達するにつれてフォームを変更する手間が無くなる。この当たり前のことを行っているスクールを見たことが無い。これが日本のサービス業の現実だ。奴らの知能は平安時代から進歩していないのだ。
 製造業では「改善」と呼ばれる手法が一般的だ。これは製品や業務の手順を少しずつ改良する方法だ。一度の改善で得られる効果は小さいが、これを長年続けると驚くほど製品は良くなる。日本企業が最近まで製造業の分野で敵無しだったのはそのためだ。
 ところが、この改善を行っているサービス業はほとんど存在しない。だからテニススクールのコーチングは何10年も変わっていないのだ。もし、タイムマシンで30年前のコーチが現代に来ても何も困ることはないだろう。昔のコーチングのテクニックがそのまま利用できるからだ。30年前のTVなど誰も買わないのとは対照的だ。我々は少し怠慢になった。反省しなければやがて貧困化する。それは自業自得なのだ。

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