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zoom RSS アンディ・マリーの雁行陣

<<   作成日時 : 2017/07/17 03:46   >>

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 プロの試合では雁行陣同士の打ち合いは珍しい。しかし、かつて、アンディ・マリーが雁行陣同士でロングラリーをやっていたのをYou Tubeで視た事がある。残念ながら現在はこの動画は見付からない。貴重なデータだが削除されたのかもしれない。
 この時のグランドストロークの打ち合いがアマチュアとは全く異なった。マリーはストロークをアングルに打つ。したがって、相手選手もアングルに打ち返す。このため、前衛はストレートケアをするためにポーチに出られない。そして、真ん中に大きなオープンスペースを作ってしまう。この状態で後衛同士まるでシングルスの様に広い範囲で打ち合うのだ。アマチュアではよほどフットワークに自信がないとできない芸当だ。しかし、シングルスプレーヤのマリーにとっては簡単な事なのだろう。
 トッププロともなると一見、戦術面で進歩の止まったかに見えるダブルスでも驚くべき戦術をとるものだ。こうした突飛な戦術はスクールでは大抵、禁止されてしまう。従って、日本のテニスはいつも世界から遅れる傾向にある。現代の若者は錦織選手を見ているから、日本の技術が遅れていた事など信じられないだろうが、例えば、日本テニス協会強化本部ナショナルチーム男子ヘッドコーチである増田健太郎は1990年から2000年代にかけて現役でプレーをしていたが、そのプレースタイルは1960年から1970年頃のイースタングリップのシングルハンドというクラッシックなフォームだった。当時、マラト・サフィンやレイトン・ヒューイットがピート・サンプラスの古いテニスを打ち砕いていたのにである。
 こうした事はテニスに限らない。現在ITの分野でも日本企業はほぼ全滅状態だ。誰もアメリカ企業に勝てない。製造技術では遙かに優れているのにもかかわらずである。製造技術は過去の経験の集積だ。したがって、簡単に真似される事はない。しかし、ITは論理的に可能な事は簡単に真似できる。こうした分野では独創性が不可欠だ。日本人には完全にこの能力が欠落している。「すごいぞジャパン」は全くだめ人間なのだ。
 こうした傾向はようやく歯止めが掛かりつつある様だ。テニスにおいても西岡選手や杉田選手の様に世界に通用するプレーヤが出てきた。彼らは目立ってはいないが松岡修造よりはよっぽど高度な選手なのだ。そして、何と言っても錦織選手の様な独特のプレースタイルを取る選手までいる。
 最近では卓球やゴルフ、フィギュアスケート、ウインタースポーツ、体操など個人競技で有名選手がたくさん出てきている。当然の事ながらこうした競技で活躍するには他人とは異なる努力が不可欠だ。それは今までの日本では不可能だった。皆と同じ事をしない者は排除されたからだ。こうした選手が出てきた事は日本でもようやく個性が認められる様になってきたのだ。後はITの分野でも天才が現れるのを待つだけである。
 最早、和とかつながりは意味を持たない。こうした同調圧力は個性を潰すだけだ。文明はたった1人の天才によって支えられている。烏合の衆は何も生み出す事はないのだ。みんなで協力して1つの事を実現するというのは役人の作った幻想なのだ。

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